韓国大統領 李在明 反日政権爆誕！ 経歴・家族など総まとめ！

2025年6月、韓国に激震！ 李在明（イ・ジェミョン）氏が、韓国の新しい大統領に就任しました。
「反日政権誕生！？と心配の声も。
一体どんな人物なの？などあなたの知りたい！に、この記事が全部答えます。
彼の波乱万丈な人生、支えとなった家族、そして新時代の韓国をどう導くのか。李在明新大統領の経歴、家族、当選の理由など、全てを分かりやすく、そして深く掘り下げてお届けします！

韓国 李在明 反日発言多数の大統領が誕生！

2025年6月4日、韓国国民は新しいリーダーを選出しました。共に民主党の李在明（イ・ジェミョン）氏が、激戦となった大統領選挙を制し、第21代韓国大統領に就任したのです。この歴史的な出来事は、韓国国内だけでなく、国際社会、特に隣国である日本にも大きな関心と、一部では衝撃をもって受け止められています。

この大統領選挙は、尹錫悦（ユン・ソンニョル）前大統領が2024年12月に非常戒厳令を宣布したものの失敗し、その後弾劾されたことを受けて、前倒しで実施されました。まさに韓国社会が大きな変化の渦中にあった中でのリーダー交代劇と言えるでしょう。李在明新大統領は、就任演説で「国民統合」と「経済再生」、そして「公正な社会」の実現を力強く訴え、新しい韓国への期待感を表明しました。

李在明新大統領のプロフィール：その素顔と歩み

さて、「時の人」となった李在明新大統領。一体どのような人物なのでしょうか？まずは基本的なプロフィールから、彼の素顔に迫ってみましょう。意外な事実も隠されているかもしれませんよ。

基本情報：知られざる生年月日の秘密

• 氏名: 李 在明（イ・ジェミョン）
• ハングル: 이재명
• 英語表記: Lee Jae-myung
• 生年月日:
  • 戸籍上の生年月日: 1964年12月22日
  • 実際の出生日と言われる日: 1963年12月8日

  （解説：韓国では過去、出生届が遅れることがあり、李在明氏も実際には1963年生まれであるものの、戸籍には1964年として登録されたと言われています。そのため、報道などでは両方の生年月日が使われることがあります。2025年6月現在、戸籍上は60歳、実際の年齢では61歳となります。）

• 出身地: 大韓民国 慶尚北道 安東市
• 現在の主な肩書:
  • 大韓民国大統領（第21代）
  • 共に民主党 党籍（党代表経験者）
• 学歴: 中央大学校 法科大学 卒業

家族構成：新大統領を支える人々

公の場では力強い姿を見せる李在明新大統領ですが、その陰には長年彼を支え続けてきた家族の存在があります。特に妻の金恵京（キム・ヘギョン）夫人は、今や彼の「政治的パートナー」とも言える存在です。ご家族について、詳しく見ていきましょう。

続柄	氏名（ハングル）	生年月日/年齢（2025年6月現在）	備考
妻	キム・ヘギョン（김혜경）	1966年10月生まれ（58歳）	元ピアノ講師。詳細は下記。
長男	イ・ドンホ（이동호）	33歳	過去に違法賭博疑惑。現在は一般人。
次男	イ・ユンホ（이윤호）	32歳	詳細は非公表。現在は一般人。

「温かい大統領夫人になりたい」金恵京（キム・ヘギョン）夫人とは

金恵京夫人は1966年10月ソウル生まれ。淑明女子大学ピアノ科を卒業後、ピアノ講師として活動していました。おっとりとした雰囲気ながら芯の強い女性と言われています。

李在明氏とは1990年、家族の紹介で出会いました。金夫人は李氏の第一印象を「老けて見えた」とユーモラスに語っていますが、彼から渡された10年分の日記帳を読んで結婚を決意。人権派弁護士だった李氏との新婚生活は質素で、姑から贈られた一つの柄杓（ひしゃく）を今も大切にしているそうです。

当初、夫の政界入りには「離婚も辞さない」ほど強く反対していましたが、次第に理解を深め、今では「政治的パートナー」として夫を支え、積極的に活動しています。一方で、過去には京畿道の法人カード私的流用疑惑に関連し、2025年2月の控訴審で罰金刑も受けています。ファーストレディとしては「疎外された国民が話を打ち明けたいと思う温かい存在になりたい」と語っており、その活動が注目されます。

波乱万丈の人生：少年工から大統領への道

李在明新大統領の人生は、まさに一編のドラマです。想像を絶する貧困、過酷な労働、そして数々の試練…。それらを乗り越えてきたからこそ、今の彼があるのかもしれません。その壮絶な道のりを、まずは経歴の年表でご覧ください。

経歴一覧：大統領への道のり

年代	出来事	備考
1963年/1964年	慶尚北道安東市にて出生	貧しい農家の7人兄弟の5番目
1970年代後半	小学校卒業後、少年工として働く	複数の工場を転々とし、労働災害も経験
1980年代初頭	独学で中学・高校の検定試験に合格	働きながら勉学に励む
1982年～1986年	中央大学校法学部入学・卒業	奨学金を得て進学
1986年	第28回司法試験合格
1989年～	弁護士として活動開始	人権派弁護士として労働問題や市民運動に取り組む
2006年	城南市長選挙に出馬するも落選
2008年	国会議員総選挙に出馬するも落選
2010年～2018年	城南市長（2期）	財政再建、ベーシックインカム的政策などで注目を集める
2018年～2021年	京畿道知事	新型コロナ対策や不法占有施設の撤去などで実行力を示す
2022年3月	第20代大統領選挙に出馬し惜敗	尹錫悦氏に僅差で敗れる
2022年8月～2024年	共に民主党 党代表	国会議員補欠選挙で当選後、党首に就任
2025年6月	第21代大統領選挙で当選、大統領に就任	前倒し選挙で勝利

「雑草魂」を育んだ貧困との闘い

李在明氏は、韓国でも特に保守的と言われる慶尚北道安東の、七人兄弟の五番目として生まれました。家は非常に貧しく、小学校を卒業すると、彼は「少年工」として工場で働き始めます。まだ10代前半の少年が、大人に交じって過酷な労働に耐える日々。プレス機に腕を挟まれて障害が残ったり、化学薬品で健康を害したりと、その経験は筆舌に尽くしがたいものだったと言います。「あの頃は、ただただ生きるために必死だった」と、彼自身も語っています。

しかし、彼は決して希望を捨てませんでした。工場での仕事の合間を縫って独学で勉強を続け、中学校、そして高校の卒業資格を得るための検定試験に見事合格。その不屈の精神、まさに「雑草魂」と呼ぶにふさわしい強さです。この経験が、彼の弱者への共感と、社会の不条理に対する強い問題意識を育んだことは想像に難くありません。

人権派弁護士から「庶民の味方」の政治家へ

苦学の末、奨学金を得て中央大学法学部に進学した李在明氏は、在学中に司法試験に合格。エリートコースも歩めたはずの彼が選んだのは、自らの経験を活かし、社会的弱者のために闘う「人権派弁護士」の道でした。労働問題や市民運動に身を投じ、声なき人々のために奔走する中で、彼は「法を変え、社会を変えなければ根本的な解決にはならない」という思いを強くします。

そして、彼は政治の世界へ。2010年、ソウル近郊のベッドタウンである城南（ソンナム）市の市長に当選すると、その行政手腕はすぐに注目を集めます。財政再建を成し遂げつつ、若者への配当金制度（ベーシックインカムに近い政策）や無償の学生服支給など、既成概念にとらわれない大胆な政策を次々と実行。「やるべきことは、反対があっても断行する」という彼のスタイルは、時に「ポピュリスト」との批判も浴びましたが、多くの市民からは熱狂的な支持を得ました。

その後、2018年には韓国最大の広域自治体である京畿道（キョンギド）の知事に就任。ここでも、新型コロナウイルス対策での迅速な対応や、不法占有されていた渓谷の遊園施設を撤去し市民の憩いの場として開放するなど、その実行力とリーダーシップは「サイダー（炭酸飲料）のように痛快だ」と評され、彼の人気を不動のものにしました。

なぜ彼は選ばれたのか？李在明新大統領の強さと支持基盤

2022年の大統領選挙では、わずか0.73%という歴史的な僅差で涙を飲んだ李在明氏。しかし、その3年後、彼は見事に国民の支持を掴み取り、大統領の座を射止めました。一体、何が彼を勝利へと導いたのでしょうか？その強さの秘密に迫ります。

• 「私たちの痛みがわかる」庶民派イメージと圧倒的共感力:
  貧しい少年時代を生き抜き、工場で働きながら道を切り開いた経験は、「庶民の苦しみや痛みを本当に理解してくれる唯一の政治家だ」という強い共感を国民の間に広げました。彼の言葉は、綺麗事ではなく、生活者の実感に根差していると感じる人が多いのです。

• 「やると言ったらやる！」抜群の実行力と突破力:
  城南市長や京畿道知事時代に、反対や困難を乗り越えて数々の公約を実現してきた実績は、「彼なら本当に変えてくれるかもしれない」という期待感を醸成しました。前例踏襲を嫌い、既得権益にも果敢に切り込む姿勢は、閉塞感を抱える国民にとって大きな魅力です。

• 「スカッと爽快！」分かりやすい言葉とメッセージ（別名：サイダー発言）:
  彼の言葉は、時に直接的すぎるとも評されますが、回りくどさがなく本質を突くため、「まるでサイダーを飲んだようにスッキリする！」と多くの国民、特に若い世代から支持されています。複雑な問題を分かりやすく、そして時にはユーモアを交えて語るスタイルも特徴です。

• 「もう黙っていられない！」既成政治への不満と変革への渇望の受け皿:
  長引く経済格差、高騰する不動産価格、そして政治不信…。韓国社会に渦巻くこれらの不満や怒りのエネルギーが、「既成の政治家とは違う、新しいリーダーシップ」を求める声となり、李在明氏への強力な追い風となりました。

• 「彼しかいない！」強固な支持層と党内基盤:
  彼が所属していた革新系の「共に民主党」は、伝統的に強固な支持基盤を持っています。加えて、2022年の大統領選後、党代表として党をまとめ上げ、前政権との対決姿勢を鮮明にしたことで、党内での求心力を一層高めました。この組織力も、今回の勝利に不可欠な要素でした。

新政権の課題と展望：日本との関係はどうなる？

華々しく誕生した李在明新政権ですが、その前途は決して平坦ではありません。山積する国内問題、そして複雑な国際関係の中で、どのような舵取りをしていくのでしょうか。特に日本との関係は、私たちにとっても最大の関心事の一つです。

主な政策：「基本所得」と「公正な経済」

李在明新大統領が以前から強く訴えているのが、「基本所得（ベーシックインカム）」構想です。これは、全国民に定期的に現金を支給することで、格差を是正し、内需を刺激しようというもの。財源確保などの課題はありますが、彼の看板政策の一つとして注目されています。また、不動産市場の安定化、大企業中心ではない「公正な経済システム」の構築にも強い意欲を示しており、財閥改革などにも踏み込む可能性があります。

気になる日本との関係：「実用主義外交」の行方

日本との関係は、多くの方が気になるところでしょう。李在明新大統領は、過去の発言から「対日強硬派」というイメージがあるかもしれません。実際に、歴史認識問題や福島第一原発の処理水問題などでは、日本政府に厳しい言葉を向けてきました。

しかし、彼は同時に「国益を最優先する実用的な外交」も掲げています。選挙期間中には「日本は重要な隣国であり、文化交流や経済協力は進めるべきだ」という趣旨の発言もしています。これは、過去の歴史問題には毅然とした態度で臨みつつも、経済や安全保障、人的交流といった分野では、お互いの利益になることは協力していく、という「ツートラック外交」を目指す可能性を示唆しています。

つまり、「歴史は歴史、未来は未来」と割り切り、現実的な利益を追求する姿勢です。ただし、韓国内の世論や政治状況によっては、再び日本に対して厳しい姿勢を見せることも考えられます。新大統領の具体的な言葉や行動を、冷静に、そして注意深く見守っていく必要がありそうです。（信頼できる情報源として、例えば日本経済新聞の韓国関連ニュースや朝鮮日報日本語版などで最新情報を確認することをお勧めします。）

避けて通れない数々の疑惑：司法リスクという爆弾

輝かしい実績と人気を誇る一方で、李在明新大統領には常に「疑惑」の影がつきまとっています。現在、特に注目されている主な疑惑は以下の通りです。これらは彼の政治生命を揺るがしかねない重要な問題であり、今後の捜査や裁判の行方が注目されます。

• 大庄洞（テジャンドン）都市開発事業疑惑: 城南市長時代、都市開発プロジェクトで特定の民間業者に巨額の利益を与えたとされる職権乱用や背任などの疑い。

• 城南FCへの後援金疑惑: 城南市長時代、複数の企業に城南FCへの後援金を出すよう圧力をかけ、その見返りに許認可などで便宜を図ったとされる第三者供賄の疑い。

• 法人カード私的流用疑惑（妻キム・ヘギョン氏関連）: 京畿道知事時代、妻のキム・ヘギョン氏が道の法人カードを私的に流用したとされる疑惑。キム氏自身も一部起訴され、2025年2月に控訴審で罰金150万ウォンの判決。

• 弁護士費用代納疑惑: 過去の公職選挙法違反事件の弁護士費用を、特定の企業グループに肩代わりさせたとされる疑惑。

• サンバンウルグループ対北朝鮮送金疑惑: 京畿道知事時代、北朝鮮へのスマートファーム事業支援などの名目で、下着メーカー「サンバンウルグループ」に多額の資金を北朝鮮に不正送金させたとされる疑惑。

李在明氏自身は、これらの疑惑を一貫して全面否認し、「検察による政治弾圧だ」と強く反発しています。しかし、大統領就任後もこれらの司法リスクが完全に消え去るわけではありません。大統領の職務遂行と並行して、これらの裁判にどう対応していくのか、そして国民の信頼をいかにして維持していくのかは、新政権にとって最大の課題の一つと言えるでしょう。

この記事のまとめ

2025年6月、韓国の新しい顔となった李在明新大統領。彼の壮絶な人生と、これから待ち受けるであろう課題の一端に触れてきました。貧困を乗り越え、国民の期待を一身に背負い国のトップに立った彼の物語は、私たちに多くのことを問いかけます。彼の「現状を変える」という強い意志と、人々に寄り添う姿勢が、新しい韓国をどう形作っていくのか。そのリーダーシップから目が離せません。